【冬至の意味を簡単に】
こどもでも分かるように簡単に説明してあげよう
こどもから「冬至って何?」と聞かれたときに、意外に言葉に詰まるコトってありません?
こういう時に「何となくでしか知らなかった」「そういえば意味とか知らない」ということに気付かされますよね(;^_^A
突然の質問が来ても焦らなくてイイように、冬至の意味について簡単にご紹介していきます。
まずは自分が理解して、こどもに分かりやすく教えてあげましょう!
もくじ
冬至の意味を簡単に
「冬至(とうじ)」とは北半球において最も日照時間が短い日のことです。
1787年に出版された暦の解説書「こよみ便覧(著者:太玄斎)」では、冬至のことが「日南の限りを行て、日の短きの至りなれば也」と説明されています。
「太陽の南中高度が下限に達して、日が短いことが至る(きわまる)」という意味になります。
なんで冬至に日が短くなるの?
冬至で日が短くなるのは「地球が傾いている」から
地球は太陽の周りを公転し、地球自身も自転しています。
しかし、地球の自転の軸は垂直ではなく斜めに傾いています。
地球が斜めのまま自転しながら太陽の周りを公転すると、季節によって日の当たり方が変わって昼と夜の長さに違いが出てきます。
冬至の場合の日の当たり方
先程の図の場合、太陽の右側に地球がある時が「冬至」ということになります。
その冬至の時の日の当たり方はこのようになります。
斜めのまま地球が自転すると日が当たる時間に差が出ることになります
太陽の光が真横から当たっている状態で斜めの軸で回転すると、日が当たる時間と日影になっている時間の長さに違いが出てくるのです。
こういう仕組みでお昼と夜の長さが変わってきます。
この反対の仕組みで、夏至ではお昼が長くなります。
冬至をこどもでも分かりやすいように簡単に説明しよう
図を見せながら簡単に説明してみましょう
言葉で説明するよりも、図を見せながら視覚的に説明してあげると分かりやすいでしょう。
「地球って太陽の周りをこんな風に回ってて、地球がここ(この図では右)にある時がお昼が一番短いんだよ」 |
「地球は斜めに傾いているから、この時はこんな風にお日様の光が地球に当たってるんだよ」 |
「ほら、明るい所(お昼)と暗い所(夜)の長さが違ってるでしょ?」 「だから、この時はお昼が一番短いんだよ」 |
こんな風に絵本を読み聞かせる時のように教えてあげると、こどもでも簡単に理解してもらえそうですね。
こどもの遊びたい気持ちに訴えかけて簡単に説明してみましょう
遊びたい盛りのお子様の場合、小難しいことを言うよりもメリットを前面に押し出して説明してあげる方が分かりやすいことがあります。
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こんな風に教えてあげると、こどもでも簡単に(なんとなく)理解しやすいかもしれませんね。
冬至の豆知識いろいろ
冬至の日にちとは?
現在では、二十四節気を配置する方法の一つ「定気法」で冬至の日にちが決められています(冬至は二十四節気の22番目)。
太陽黄経が270度の時を冬至としており、多くの場合は12月22日頃になります。
各年の冬至の日付はこちらのページからご覧いただけます。
冬至と夏至の日照時間の違い
冬至とは反対にお昼が最も長くなるのが夏至ですが、冬至と夏至の日照時間が結構違うのです。
東京では夏至に比べて冬至は4時間40分もお昼が短くなります。
北側にある北海道だとさらに短くなり、6時間以上も差が出てきます。
明るい時間が4時間とか6時間も短くなるというのは大きな差ですよね。
冬至は太陽がよみがえる日だった
昔の中国や日本では、冬至は太陽が最も弱まる日であり、この日を境に太陽の力がよみがえると考えられていました。
そのため冬至は、陰が極まり陽に変わるという意味の「一陽来復(いちようらいふく)」と呼ばれ、運が上昇に転じる日とされていました。
冬至はクリスマスの起源?
古代ローマ時代、キリスト教の初期には太陽神を崇拝するミトラ教が広く普及しており、その時代の冬至の12月25日に新たな太陽神の誕生をお祝いしていました(一陽来復の考えと似ている点は興味深いですよね)。
キリスト教が今後広まっていくためには異教徒との摩擦を避ける必要があったため、地域の習慣や祭事に合わせてキリストの降臨を祝う日を12月25日に行っていたそうです。
そのまま12月25日をキリスト生誕の日としてお祝いすることが浸透していったと言われています。
まとめ
今回は冬至についていろいろとご紹介してきました。
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こどもに説明する時には簡単に伝える必要がありますが、それは自分が理解しているからこそできること。
詳しく聞かれると、意外に「何となく」理解していることに気付かされますよね。
こどもの分かりやすさのためにもなりますし、自分の理解のためにもなるので、「冬至」に限らず一度情報を頭の中で咀嚼してみるのもイイかもしれませんね^^
分かりやすい説明で、こども達から羨望のまなざしを集めちゃいましょう!