【桐油とは】読み方や成分・販売価格は?~首里城火災拡大の原因?~

 

【桐油とは】読み方や成分・販売価格は?

~首里城火災拡大の原因?~

 

先日の火災によって首里城は正殿などが消失してしまいました。

スプリンクラーが設置されていない事などが大規模な火災にまで至った原因とされていますが、その他にも火の勢いを早めた原因と考えられているものがあります。

 

それは塗料として使われている「桐油」

この「桐油」とは一体どのようなものなのでしょう?

桐油の読み方成分販売価格などについてご紹介していきます。

 

スポンサーリンク

 

「桐油」ってどうゆうもの?

「桐油」の読み方

桐油は「とうゆ」もしくは「きりゆ」と読みます。

 

「桐油」とは

桐油とは、日本や中国に自生しているアブラギリの種から採れる橙色の乾性油のことです。

 

乾燥が早く耐水性に優れているため、自然由来の塗料として古くから木材の塗料として使われてきました。

特に、雨風がよく当たる外壁などへの使用に適しています。

時間が経っても色の変化が少ないのですが、その強い香りのため建物内部への塗装には向いていません。

 

また、その耐水性を活かして、包み紙として用いられる桐油紙(とうゆがみ)や、番傘・カッパなどにも使われました。

POINT

古い建造物に塗るのは、本土では漆が一般的ですが桐油を使うのは沖縄特有ということです。

 

「桐油」のデータ・成分

桐油のデータ

名前 桐油(とうゆ・きりゆ)
原料 アブラギリの種子
黄色・橙色
酸化 とても酸化しやすい
注意事項 毒性あり(食べたり皮膚に使うことはできない)

 

桐油の主な成分(脂肪酸)

飽和脂肪酸:5%
ステアリン酸 1%
パルミチン酸 4%
一価不飽和脂肪酸:8%
オレイン酸 8%
多価不飽和脂肪酸:87%
リノール酸 4%
リノレン酸 3%
α-エレオステアリン酸 80%

参考サイト様:桐油の使い方|塗料や印刷インキに利用

POINT

この中のα-エレオステアリン酸に毒性があるため、食べたり皮膚に使うことができません

 

スポンサーリンク

 

「桐油」いくら位の価格で販売してるの?

桐油は耐水性に優れているのでDIYなどにも重宝しそうですよね。

天然の原料なので、自然にも優しいですし。

 

では、そんな桐油はいくら位の価格で販売しているのでしょうか?

調べてみたところ、楽天やアマゾンなどの通販サイトで普通に販売しているようです。

価格も500mlのものだと約2,000円くらいのようですね。

POINT

屋外に置いてあるベンチや棚などが木製だった場合は、この桐油を使って自然の力でコーティングしてあげてもイイかもしれませんね。

 

まとめ

  • 桐油は「とうゆ」もしくは「きりゆ」と読む
  • 桐油はアブラギリの種から採れる乾性油
  • 速乾性耐水性に優れているため、古くから木材に使用されてきた
  • 古い建造物に使われるのは沖縄特有(本土は漆が多い)
  • 毒性があるため食べたり皮膚に使ったりはできない
  • 通販で買うことができる(500mlくらいで約2,000円くらいの販売価格が多い)

今回は、首里城の火災が大規模化した原因の一つと考えられる「桐油」についてご紹介してきました。

 

自然に優しい塗料を使うことや、首里城独特の色を表現するために「桐油」が有効だったのではないかと思います。

スプリンクラー設備が無かったことや、風を通しやすい建物の構造、発火して火が広がりやすい環境など、火の勢いが広がった背景には「桐油」以外の原因も多く関わっていると思います。

しかし「桐油」が火の勢いが早まる原因の一つとなってしまったとあれば、何とも悲しいですね。

 

いずれにしろ、重要な遺産が失われたことは悲しいことです。

1日も早い首里城の再建を望みます。

 

スポンサーリンク